水とミネラルウォーター

体に良い水とは
人間の体の60%を占める水、そして生命維持に欠かすことのできない大切な水は、より良いものを摂取したいものです。
人間の体に不可欠な水は、体の中では物質を溶かす溶媒作用、栄養や酸素を運ぶ運搬作用、老廃物を体外に排出する排泄作用、発汗による体温調節作用が主な4大作用としてあげられます。
このように重要な働きを担う水だからこそ、摂取する水を考えることは大切です。
では体に良い水というのはどのような水なのでしょう。
まず有害物質を含まないことが一番です。
有害物質の代表的なものをとしては、社会的な問題にもなったカドミウムや水銀、六価クロムなどがありますが、それ以上に深刻な有害物質として水道水の殺菌に使用される塩素があげられます。
水槽水の殺菌には塩素が直接投入されるのですが、この塩素が完全に除去されず残留してしまうことが問題です。
塩素は皮膚や喉の粘膜から水分を奪い乾燥させるほか、発ガン性のあるトリハロメタンを発生させる要因ともなっています。
このような有害物質を含まない水が良い水の第一条件となります。
次に、体内に吸収されやすい水であることが良い水の条件としてかかげられます。
水は体内に入ると腸で吸収されますが、この際に吸収されやすい水と吸収されにくい水とがあるのをご存知でしょうか。
その差はクラスターの大きさにあります。
クラスターとは水分子の集合体のことで、このクラスターが小さいほうが、より腸に吸収されやすい水です。
さらに吸収されやすいということは腸への負担も少ないので、体に良い水といえるでしょう。
そして、ミネラルを適度に含む水が体に良い影響を与えます。
ミネラルはカルシウムやマグネシウム、ナトリウム、カリウムなどの4大ミネラルを軸に、亜鉛や鉄などさまざまな種類があります。
これは糖質、脂質、タンパク質、ビタミンと並んで五大栄養素のひとつでもあります。
しかしこの重要な栄養素であるミネラルが現代人は不足しがちであるといわれています。
天然水やミネラルウォーターにはこのミネラルが豊富に含まれており、体に良い水と認識されています。
このような条件を兼ね備えたものがミネラルウォーターであり、体に良い水として毎日摂取したい水なのです。